2025/3/25 宮崎県で山火事が発生したニュースを受けまして【山火事】について深堀をしていきます。山火事が発生している1km圏内に小学校があり、近くの住民に避難指示が出されているようです。
山火事の発生原因
- 人為的要因:
- 焚き火やキャンプファイヤーの不始末。
- タバコのポイ捨て。
- 農作業での野焼きが制御不能になるケース。
- 溶接作業中の火花など.
- 自然現象:
- 落雷による発火。
- 高温・乾燥した環境下での自然発火(稀なケース)
調べてみると、上記のような内容が確認できました。自然災害の【落雷】については、宮崎県の落雷情報を確認すると山火事が起きる前に落雷の情報はありませんでしたので、落雷は考え難いです。自然発火についても調べてみると色々な要因が重なって発生するみたいですので限りなく可能性としては低いかなと考えられます。
っということは、人為的要因が高いかなと思います。もしかすると乾燥注意報が出ていますので、複数の要因が重なって発生したことも考えられます。(個人的な意見です。)
岡山県・愛媛県でも3/23に山火事は発生し3/25現在でも鎮火には至っていないようです。
一度燃え上がると鎮火までに時間がかかるのが山火事の特徴です。
過去の日本の山火事代表的なところを整理
日本における過去の山火事の概要と、発生原因、消火・鎮火に関する傾向、そして代表的な事例について整理してみます。なお、日本は湿度が高く比較的火の燃え広がりにくい環境ではありますが、乾燥した季節や特定の地域では、歴史的にも数多くの火災が発生してきました。
日本の山火事の背景と傾向
- 気候・地形の影響:
日本は全体的に湿潤な気候で、森林の多くは樹種の特性上、燃えにくい傾向があります。しかし、長野、群馬、山梨、北海道などの山間部や、乾燥が進む冬季・早春には、燃料となる枯葉や枯枝が十分に乾燥し、火災発生のリスクが高まります。 - 消火・鎮火の傾向:
・小規模な火災の場合、初動の迅速な対応により数時間~1日以内に収束することが多い
・落雷による火災は、気象の追い風や一時的な雨などの自然の要因で、比較的速やかに鎮火する例も存在
・一方、野焼きなどによる広域火災では、燃料が広く存在するため、初期消火は成功しても再燃防止・完全な鎮火確認まで数日を要する場合もある
代表的な事例
※以下の事例は、各時代の防災記録や地域の報告書、研究成果などをもとにした一般的な傾向の紹介です。個々の詳細な数値は地域や年ごとに異なりますが、以下は参考となる事例例です。
事例1: 昭和期の山火事(1960〜1970年代)
- 概要:
戦後の高度経済成長期以前は、今ほどの消防・防火体制が整っていなかったこともあり、地方の山間部ではキャンプや野焼きの管理が十分でなかった事例が多く記録されています。 - 原因:
人為的要因(焚き火の不始末、野焼き中の火の取り扱いの不備)が主な原因とされ、また燃料となる枯れ枝や落ち葉が十分に蓄積している状況が重なりました。 - 消火・鎮火:
初期対応の遅れから、火災が広がりやすく、現場全体の完全消火までに**半日以上(場合によっては1日以上)**かかった例が複数報告されています。
事例2: 落雷起因の火災(各地域で断続的に発生)
- 概要:
山岳地帯(例:長野県、群馬県など)では、落雷が直接乾燥した森林に点火するケースが報告されています。 - 原因:
落雷は一瞬の強いエネルギーを有し、乾燥状態の燃料に即座に燃焼を引き起こすことがあります。 - 消火・鎮火:
落雷直後の気象条件(たとえば、一時的な雨や風向きの変化)や早期の消火活動により、6~12時間程度で炎勢が収束するケースも見られます。
事例3: 近年の北海道・東北地方の局地火災
- 概要:
近年、日本各地で大規模な被害を及ぼす山火事は少なくなっていますが、北海道や東北の一部地域では、冬季や早春の乾燥期に局地的な火災が発生しています。 - 原因:
主にキャンプや野外作業中の人為的ミス、あるいは落雷による火災。 - 消火・鎮火:
現代では、地域の消防体制および監視システムが強化されているため、数時間以内に初期消火に成功し、1日以内に完全鎮火するケースが多くなっています。
山火事に関わる明日から使える豆知識
ヘリコプターに下についている袋には何がはいっているの?

消防や山火事対策で使われるヘリコプターは、基本的に火災現場に大量の水や消火剤を供給して消火活動を支援するために運用されます。具体的には、以下のような装備や役割が挙げられます。
- 水バケット(バンビバケット)
ヘリコプターの外部に吊り下げられる大容量のバケツで、近くの河川や湖から水をくみ上げます。 - 容量: 数百リットルから数千リットル(ヘリの種類や装備によって異なります)
- 運用方法: ヘリコプターは水源に接近してバケツを満たし、火災現場上空で急降下または低空飛行しながら水を一気に放下することで、炎を冷却・消火します。
- 消火剤・泡剤混合液
場合によっては、純水だけでなく、消火効果を高めるために化学防火剤や泡剤が混合された水溶液が使われることもあります。 - 目的: 火の再燃を防止し、燃焼物の表面温度を下げる効果が期待されます。
ha(ヘクタール)ってどのぐらい?
山火事の燃えた範囲をニュースなどでヘクタールで表現されていますが、ヘクタールってどのぐらいでしょうか。
ヘクタール=100メートル×100メートルの正方形だそうです。
1ヘクタールが例えるならサッカー場の広さ程度とのことです。
山火事からヘリコプター・haについて深堀しました。
みなさんも火の不始末には十分ご注意ください。 それでは~バイビー👋
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