練習は十分。でも本番で崩れるのは「準備の抜け」が原因になりがち。
AIのデータを使って現実的なペース表を作り、補給・装備・動線まで先回りで整えます。
1. ペース計画:AIで“崩れにくい”ペース表を作る
- 目標:サブ5(4:59:xx) → ゴール平均 7’05/km
- AI(ランアプリ)で直近1か月の平均心拍・Eペースを抽出し、前半ゆっくりの配分に最適化
区間 | 推奨ペース | 狙い |
---|---|---|
0–5km | 7’20/km | 心拍を上げない・渋滞は気にしない |
6–15km | 7’10/km | 「楽〜やや楽」会話可能ゾーン |
16–25km | 7’05/km | 淡々と刻む。上げすぎない |
26–35km | 7’15/km | 燃料切れの手前。補給優先 |
36–42.195km | 7’30/km→気持ちビルド | 脚を守りつつ粘る |
💡 AIメモ:直近の心拍ゾーン別時間から「無理なく維持できる上限ペース」を算出し、表の上限を超えない設定に。
2. 補給計画:30km以降の“ガス欠”を防ぐ
- スタート30分前:ジェル1・電解質タブ
- 5km毎:小分け給水(各200ml目安)
- 10km・20km・30km・36km:ジェル(計4〜5個/カフェインは20km以降)
- 塩分:汗が白く残る体質は15km・30kmで塩タブ1
👉 ジェルは胸ポケット2+ベルト2で分散。開け口には小さく切れ目を入れておくと寒い日も楽。
3. 装備:当日の天候で“勝ち筋”が変わる
- シューズ:練習で30kmを走ったモデル一択(新品は不可)
- ウェア:擦れ対策のワセリン/テープ。気温15℃以下はアームカバー
- 小物:腰ベルト・キャップ・サングラス・耐水ポーチ(スマホ/ジェル)
- 寒雨:使い捨てポンチョ+手袋。スタート直前に脱いでスタッフへ
4. 当日動線:迷わない行動シナリオ
- T-120分:到着・トイレ1・ゼッケン・荷物預け
- T-60分:アップ1km+動的ストレッチ。ジェル1
- T-15分:整列・心拍を上げない深呼吸
- レース:前半抑制→給水エイドは奥側で混雑回避→ゴミはゴミ箱へ
- フィニッシュ:保温・ゆっくり補食・帰宅まで水分継続
5. 失速しそうな時の“AIスイッチ”
- ピッチ維持:フォーム崩れは歩幅よりピッチ。メトロノーム機能を170±5に
- 腹式呼吸:「3吸2吐」→心拍が5拍下がるまで我慢
- 30kmの壁:ジェル+カフェイン+塩。タイムより体調最優先
6. 前日〜当日のチェックリスト(保存版)
- □ ゼッケン・計測チップ・交通系IC・現金小銭
- □ ジェル×5・塩タブ・絆創膏・ワセリン
- □ 充電済み時計(コースGPXはオフでもOK)
- □ ウェア一式を前夜にレイアウト/天気で最終決定
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