TEAM NACS Vol.4｜森崎博之｜優しさでつなぐリーダー論

リーダーって、前に出る人のことだと思っていた。
でも、森崎博之を見ていると、それだけじゃないって気づく。

彼はいつも、ひとつ後ろの位置からチームを見つめている。
派手さよりも、「みんなが笑っていられる空気」をつくる人だ。

チームの中で「声」よりも「空気」を操る人

森崎博之は、いわゆる“リーダー然”としたタイプじゃない。
大声でまとめるわけでもなく、権限で動かすこともない。
それでも、彼がいるだけで、チームが落ち着く。

それはきっと、彼の「人を信じる力」が大きいんだと思う。

大泉洋が自由に笑い、安田顕が全力で突き抜け、
戸次重幸が静かに演じ、音尾琢真が芯を支える。
そのすべてのバランスを取ってきたのが、森崎博之だ。

彼がリーダーでなければ、NACSはここまで長く続かなかった。
それは、チームを「導く」よりも「包む」人だから。

チームを長く続けるために必要なのは、統率でも支配でもない。
それは、優しさと信頼。
森崎博之の存在が、それを教えてくれる。

彼の言葉はいつも温かく、そしてどこかに「北海道の風」がある。
チームにとっての“土台”であり、原点でもある。

誰かをまとめようとするんじゃなくて、
「信じて任せる」ことが、ほんとのリーダーシップなんだと思う。
森崎博之のやり方は、優しさの形を教えてくれる。