はじめに|突然の地震、あなたはどう行動しましたか?
2025年4月8日19時26分頃、愛知県西部を震源とするマグニチュード4.6の地震が発生し、最大震度3が観測されました。この地震では津波の心配はなく、大きな被害も報告されていませんが、SNS上では「警報が鳴った」「揺れに驚いた」など、多くの声が寄せられました。
そこで野田商店目線で、今回の地震速報をもとに、日本で地震が多い理由や正しい避難行動、そして今できる防災対策について詳しくご紹介します。
今回の地震の概要と被害状況
- 発生日時:2025年4月8日(火)19時26分ごろ
- 震源地:愛知県西部
- 震源の深さ:40km
- マグニチュード:4.6
- 最大震度:震度3(愛知県豊田市、東海市、大府市など)
- 津波の心配:なし
この地震では、東海エリアの複数の市町村で震度3が観測され、鉄道ダイヤの一時見合わせや建物の安全確認など、地域では対応が行われました。SNSでは、「横揺れが長く続いた」「家具が少し揺れた」といった声も多く、体感した人の多さがうかがえます。
なぜ日本は地震が多いのか?仕組みを簡単に解説
日本列島は、地球上でも特に活発な地殻変動帯の上に位置しています。4つの大きなプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレート)がぶつかり合う「プレート境界」にあるため、プレートの動きによって地震が頻発します。
プレートが沈み込む場所では、地面に大きなエネルギーが蓄積され、それが限界に達したときに一気に放出されて地震となります。海溝型地震(東日本大震災など)と内陸直下型地震(阪神・淡路大震災など)では、発生の仕方や揺れの性質も異なり、被害の出方にも違いがあります。
つまり、日本が「地震大国」と言われるのは、こうした地質構造に起因するものであり、私たちはそれを前提に暮らしていく必要があります。

地震が起きたときにすべき行動とNG行動
屋内にいた場合:
- テーブルの下に身を隠す:家具の転倒や天井からの落下物から身を守るため、まずは頭と体を保護します。
- ガスの元栓を閉める:揺れが収まった後、火災を防ぐためにガスの元栓を閉めましょう。
- 避難経路の確保:ドアや窓が歪んで開かなくなる前に、避難口を開けておくのが安全です。
屋外にいた場合:
- 建物や塀から離れる:落下物や倒壊のリスクを避け、広い場所に移動しましょう。
- 電柱や看板にも注意:揺れによって倒れたり落下する可能性があります。
車を運転中の場合:
- スピードを落とし、安全な場所に停車:パニックにならず、ハザードランプを点けて路肩にゆっくりと停めます。
- ラジオやナビで情報を確認:地震速報や交通情報をチェックし、安全な行動を取ることが重要です。
やってはいけない行動:
- 慌てて屋外に飛び出す:ガラスの破片や落下物によるケガのリスクがあります。
- エレベーターの使用:地震直後のエレベーターは停電や故障で閉じ込めの危険があります。
- デマをSNSで拡散すること:未確認情報を拡散することで混乱を招きます。必ず信頼できる情報源を確認しましょう。
地震に備えるために今できること
家庭内の備え:
- 非常用持ち出し袋の準備:最低限の飲料水、食料、懐中電灯、モバイルバッテリー、救急用品、簡易トイレなどをバッグにまとめておきましょう。
- 家具の固定:本棚やテレビ、食器棚などの家具を壁に固定することで転倒によるケガを防げます。
- 避難経路の確認:家庭内の避難経路や最寄りの避難所を家族全員で共有し、実際に歩いて確認することも大切です。
情報の備え:
- 災害用アプリを活用する:Yahoo!防災速報、NHKニュース防災、地震情報アプリなどをインストールし、通知をオンにしておくと即時の情報が得られます。
- ハザードマップの確認:自治体が発行している地域のハザードマップを見て、自宅や職場がどういう災害リスクを持っているかを知っておきましょう。
過去の大地震から学ぶ教訓
東日本大震災(2011年):
- 津波の恐ろしさと「すぐに逃げる」判断の重要性が改めて認識されました。警報を見聞きしたら、ためらわず避難する行動が命を分けました。
阪神・淡路大震災(1995年):
- 家屋倒壊や火災による被害が甚大でした。住宅の耐震性と火の元の管理が被害軽減に直結することが証明されました。
熊本地震(2016年):
- 本震が後から来る“連続型”の地震により、多くの人が避難を断念するなど、判断の難しさが浮き彫りになりました。「安全確認が取れるまで避難生活を継続すること」の大切さが教訓となりました。
まとめ|情報を「知ること」が命を守る第一歩
地震が起きたとき、「その瞬間」にどう行動するかが命を守る鍵になります。そして、冷静に対応するためには、日頃からの備えが欠かせません。
地震は防ぐことができない自然災害ですが、被害を減らすことはできます。正しい知識を持ち、正確な情報を得て、正しい行動を取る。それが、家族や自分の命を守る最善の方法です。
野田商店もこの記事を書いていて…今からでも準備が必要かなと思っています。みなさんも今この瞬間からでも遅くありません。ぜひ、この記事を読んだのをきっかけに、防災対策をもう一度見直してみてください。
それではバイビー👋
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