「あっ…やってしまった」
家具をずらしたときにギギギッと音がして、フローリングに深い線傷。
子どもが走り回っておもちゃを落として、床にへこみ。
つい、ため息が出ますよね。
でも実は、こうした床の破損、火災保険で直せる可能性があります。
火災保険は“火事”だけじゃない
意外と知られていませんが、火災保険には「破損・汚損補償」というオプションがある場合があります。
たとえば以下のようなケースでは、補償されることも:
- 重たい家具を移動させて床にキズがついた
- 観葉植物の鉢が落ちて塗装が剥がれた
- 子どもの遊び道具がぶつかって床材がへこんだ
いずれも「突発的な事故」として認められれば、保険金の対象になる可能性があります。
どんな傷でも対象になるの?
とはいえ、すべての床トラブルが保険の対象になるわけではありません。
次のようなケースは、対象外になることが多いです:
- 経年劣化や自然な摩耗による色あせや傷
- ペットが日常的につけた爪痕
- DIY中の施工ミスや失敗
ポイントは「偶然性」と「突発性」があるかどうか。
この2つが満たされているかが、判断基準となります。
補償対象かどうかをチェックする3つのコツ
「これは保険でいける?」と迷ったときは、次のポイントを見てみましょう。
- 事故が起きた日付や状況がはっきりしているか
- 写真などで被害を証明できるか
- “突発的な出来事”だったと説明できるか
この3つがそろえば、保険申請の土台としては十分。
逆に「いつの間にかついていた傷」は、経年劣化とみなされることが多いため、申請が通りにくいです。
申請に必要なものは?
実際に保険申請する際には、以下をそろえておくとスムーズです。
- 被害状況の写真
- 事故の状況を説明したメモ(口頭より書面が◎)
- 修理業者の見積書
保険会社によっては「現場調査」が入ることもあるので、床を修理する前に相談するのが鉄則です。
野田商店の豆知識|意外と知らない「保険で床直す」リアル
最近では、火災保険の申請サポートをしてくれる専門業者も増えてきました。
自分で申請するのが不安な場合、そうしたサポートを使うと手続きがかなり楽になります。
ただし注意点もあり、「成功報酬型」で手数料が差し引かれる場合も。契約前にしっかりチェックしましょう。
まとめ|床にできた傷、まずは火災保険を疑ってみる
フローリングの傷やへこみは、日常の中で起きがちなトラブル。
ですが、保険という“使わなきゃ損”な制度を活用すれば、負担をぐっと減らせるかもしれません。
大事なのは「突発的な事故」と証明できるかどうか。
保険証券を見直して、「破損・汚損補償」がついているか確認してみてください。
▼もっと深く知りたい方へ
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