2025年8月上旬、九州南部で線状降水帯が発生し、宮崎・鹿児島を中心に記録的な大雨となりました。
短時間に集中的な雨が降り続き、住宅や店舗に浸水・土砂災害などの被害が相次ぎました。
線状降水帯とは?
線状降水帯は、発達した雨雲が帯状に連なって同じ場所を通過し続ける現象です。
1時間に50mmを超える猛烈な雨が数時間続くこともあり、浸水・土砂災害・床上浸水などの被害が広がります。
豪雨で起こりやすい住宅被害
- 屋根や外壁からの雨漏り
- 床上・床下浸水による建材の腐食
- 土砂の流入や外構破損
- 家電・家具の水没
これらは単なる「水の被害」だけでなく、復旧費用が数十万〜数百万円になるケースもあります。
火災保険で豪雨被害は補償される?
火災保険は「火事」だけではありません。多くの契約で風災・水災・雪災がカバーされます。
水災補償が付いていれば、豪雨による床上浸水や土砂崩れの損害も対象です。
ただし、契約内容によっては免責や限度額が設定されているため、自分の契約内容を事前に確認することが重要です。
実際の請求例(九州南部のケース)
過去の九州南部豪雨では、火災保険を使って以下のような請求が行われました。
- 床上浸水でフローリング・壁紙を張り替え(約120万円)
- 屋外フェンスが土砂で倒壊(約40万円)
- エアコン室外機の破損(約15万円)
野田商店からのアドバイス
線状降水帯は気象庁からの発表後では避難や対策が間に合わないことも多いです。
だからこそ、事前に保険の適用範囲を理解し、被害時の写真撮影・修理見積もりの流れを覚えておくことが大切です。
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