ある晩、キッチンから「ポタ、ポタ…」。
タオルを巻いても止まらず、夜中に業者を呼ぶか迷った――そんな経験、ありませんか?
本記事では、自分でできる応急処置、業者を呼ぶ判断基準、費用相場、そして火災保険が使えるケースまで、実体験目線でやさしく解説します。
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蛇口の水漏れの主な原因
- パッキンの劣化:最も多い原因。ゴムの摩耗・硬化。
- カートリッジの摩耗:レバー式混合栓などで部品交換が必要。
- ナット・接続部の緩み:増し締め・シールテープの巻き直しで改善することも。
- 本体の腐食・ひび:築年数・水質などで金属疲労。交換検討。
まずやるべき応急処置(自分でできる)
- 止水栓を閉める(シンク下・トイレタンク横など)。被害の拡大防止が最優先。
- 周囲を保護:タオル・バケツで二次被害を防ぐ。電源・家電は水から遠ざける。
- 症状の記録:写真・動画で「どこから」「どの程度」漏れているかを残す。
- 軽微なら部品交換:パッキン交換・ナット増し締めで収まるケースあり。
夜間などで判断に迷う場合は、止水して翌朝に改めて点検・相談でもOK。床や壁に浸水している場合は無理をせずプロへ。
業者を呼ぶ判断基準
- 止水栓を閉めても水が止まらない/止め方が分からない。
- 床・壁が濡れて二次被害の懸念がある(カビ・腐食・階下漏水)。
- 混合栓・カートリッジ部の部品入手が難しい/型番不明。
- 築年数が古く、一箇所直しても再発しそう。

修理の費用相場
症状・作業 | 目安費用 | 補足 |
---|---|---|
パッキン交換 | 3,000〜5,000円 | 部品代+作業代。自力交換なら数百円で可。 |
カートリッジ交換 | 10,000〜20,000円 | メーカー・型番で価格差。部品取り寄せあり。 |
蛇口本体交換 | 20,000〜30,000円+部品代 | 混合栓・浄水器一体型などで上下。 |
深夜・緊急対応 | +3,000〜10,000円 | 時間帯・地域で加算。事前に見積確認。 |
業者によって出張費・点検費の扱いが異なります。電話やフォームで総額の見込みを確認しておくと安心です。
火災保険は使える?対象と注意点
- 対象になりやすい:水漏れによる床・壁・天井の損害(水濡れ補償)。
- 対象外が多い:蛇口本体・配管の経年劣化が原因の修理費。
- 手順:修理前に写真・動画で記録 → 被害日時・原因のメモ → 見積書 → 申請。
迷ったら、まず保険証券と補償内容・特約を確認しましょう。
再発防止チェックリスト
- 止水栓・ナットの状態を半年〜1年に一度点検。
- レバーが重い・異音がする時は早めに部品交換。
- 築年数・使用年数が長い場合は本体交換を検討。
- 床や収納内の湿気・カビを定期確認。
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よくある質問
Q. 止水栓はどこにありますか?
A. キッチンはシンク下の収納内、トイレはタンク脇にあることが多いです。見当たらない場合は元栓(メーターボックス内)を閉めてください。
Q. 自分で直すか、業者を呼ぶかの境目は?
A. パッキン交換で改善する軽微な漏れはDIYでも可。ただし止水しても漏れ続ける、床や壁まで被害がある場合はプロに相談を。
Q. 修理前にやっておくべきことは?
A. 被害箇所と状況を写真・動画で記録。発生日・原因のメモ、見積書を用意すると、保険相談・修理手配がスムーズです。
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まとめ
蛇口の水漏れは、止水→記録→応急処置が基本。無理をせず、判断に迷ったらプロへ相談しましょう。床・壁などの二次被害は火災保険の対象になり得ます。備えと早めの対応が、被害と費用を最小限に抑えます。

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