ある日、前の車が急ブレーキをかけた。
その瞬間、こちらが踏むよりも早く、車が自動で減速した。
正直に言うと、少し怖かった。
「今、誰が判断した?」と。
危険はどうやって決まるのか
今の車は、ただ前を見ているだけではありません。
センサーで集めた情報を、コンピュータが0.1秒単位で処理しています。
そして、次の3つを同時に計算しています。
- 前の車との距離
- 速度差
- 衝突までの予測時間(TTC)
TTC(Time To Collision)は、「このまま進むと何秒後にぶつかるか」という予測値です。
この数値が一定以下になると、システムは「危険」と判断します。
自動ブレーキは段階式
いきなりフルブレーキではありません。
- 警告表示
- ブザー音
- ブレーキアシスト
- 自動制動
この順番で作動します。
つまり、最終判断はまだ人間に委ねられている。
なぜ誤作動が起きるのか
ときどき、何もないのに警告が鳴ることがあります。
理由はシンプルです。
AIは「理解」しているのではなく、「確率」で判断しているからです。
例えば、影や道路標識を障害物と誤認することもあります。
AIは完璧ではない
ここが一番大事なポイントです。
AIは未来を予測している。
でも、未来を“知っている”わけではない。
だからこそ、過信してはいけない。
AI×LIFE視点
正直に言うと、僕は最初「もう任せていいのかもしれない」と思った。
でも仕組みを知ると、見え方が変わる。
これは“自動運転”ではなく、
“高度な運転支援”なんだと。
AIは隣にいるパートナー。
主役は、まだ人間。
次回予告:
AIの“脳みそ”はどうやって学習しているのか?
ニューラルネットワークの話を、やさしく解説します。
▶ 第2話はこちら



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