野田商店が住んでいる地元のスシローでストライキが行われました。野田商店もその現場を通りすぎとても私としては勇気ある行動を行っていると思いました。
それでは、ストライキについて深堀していきたいと思います。
そもそもストライキとは??
ストライキとは、労働者が団結して労働を停止することで、労働条件の改善や賃金の引き上げ、権利の保障を求める行動を指します。英語では「strike」と呼ばれます。労働基本権の一つとして、日本の憲法でも保障されています。
具体的には、以下のような特徴があります:
目的:労働環境や賃金の改善、福利厚生の向上、または雇用主との交渉力を強化することが目的です。
手段:労働者が仕事を一時的に止め、団体交渉や抗議活動を行います。
形態:全面スト(全体で実施)や部分スト(特定の部門だけで実施)、またはピケ(仕事場の前で抗議活動を行う)などがあります。
ストライキは、労働者が自身の声を届ける重要な手段の一つです。
今回のスシローのストライキは賃金アップを求めたものでした。事前にストライキ予告を会社側へ行っていたので、会社側はストライキを行う店舗へほかの地域から社員を集めて通常営業を行っていたようです・・・結局、このストライキでどうなったのかメディアは報道すべきな気がしますが・・・
なぜ事前にストライキを予告しなければならないのか
ストライキを事前通告するのは、社会的な混乱を避けるため、また正当なストライキであることを担保するためです。
【理由】
- 社会的な混乱を避けるため:ストライキは交通機関などで実施すると人々を足止めしてしまうなど、社会的な影響が大きいため、事前通告が必要です。
- 正当なストライキであることを担保するため:労組が経営側に対し、スト実施を事前に通知するように労働協約で定めていることが多いです。
【通告のルール】
- 公益事業に係わる事業で関係当事者が争議行為を行うには、少なくとも10日前までに、労働委員会と厚生労働大臣又は都道府県知事に通知する必要があります。
- 予告なしに争議行為を行った場合は、その争議行為の実行について責任のある者は処罰の対象となります。
予告なしだと処罰の対象とのことですが、予告すると今回のスシローの様に会社の被害が最小限に抑えられてしまい、実質的なストライキにならないような気がしますが・・・結局は労働者が弱いようですね・・・(野田商店の個人的な意見です)
厚生労働省のHPにこのような例が載っていました。
ほかにどのようなストライキがある?
医療・介護分野の全国一斉ストライキ
2025年3月13日、日本医療労働組合連合会(医労連)が主導し、全国約600の医療・介護事業所でストライキが実施されました。看護職や介護職が大幅な賃上げを求め、物価高騰や厳しい労働環境への対応を訴えています。
ヤマト運輸の労働者による抗議活動
ヤマト運輸では、契約終了を巡る問題で労働者がオンライン署名や抗議活動を行い、契約終了の撤回を求めています。この問題は非正規雇用者の権利に関する議論を呼んでいます。
最近ではこのようなストライキが行われたようです。
しかし、ストライキを起こすまで行かないと会社へ従業員の気持ちが伝わらない状態がすでに問題のように感じます。野田商店も組織の大きな企業に属していますが、確かに経営層と現場で働く人の向いている方向に乖離があるように感じます。それを外部のコンサルタントを入れて解決しようとしたり小手先でどうにかしようとしていますが・・・いまいち両者とも同じ方向を向くのは難しいようです。組織が小さいうちは意思疎通が取りやすいのですが、組織が大きくなるにつれて伝言ゲームで矛盾が生まれ予期せぬ方向にいってしまうものですね・・・
以上、ストライキについて掘り下げてみました。 皆さんは今の職場に満足していますか??
バイビー👋
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