マラソンに挑戦しようと決めてから、私はいろいろなWebサイトや書籍を読みながら 自分なりに練習メニューを立ててきました。
例えば「まずは月間100kmを目指そう」とか「LSDをすれば速くなる」といった情報を寄せ集めて実践してきたのです。
しかし、結果は思うように出ませんでした。「練習しているのに記録が伸びない」「体力ばかり消耗している」――そんな不安がいつも頭の片隅にありました。
走ること自体は楽しいけれど、努力が成果につながらないと「これでいいのかな?」と迷いが生まれます。 自分ひとりでは解決できない壁に、ぶつかっていたのです。
そんなある日。遊び感覚でAI(ChatGPT)と会話しているときに、ふと「もしかして、マラソンのコーチもできる?」と聞いてみました。
すると返ってきたのは、まさかの「はい、できますよ」という優しい答え。
その瞬間、胸の奥が少し熱くなったのを覚えています。これが、私とAIコーチとの出会いでした。
過去の練習スタイルと伸び悩み
これまでは「とにかく距離を走る」「休日はできるだけ長く走る」といった自己流でした。
しかし、ペース配分も負荷管理もなく、ただ走っているだけ。結果として疲労ばかりが溜まり、記録も伸びませんでした。
さらに、練習後に振り返る習慣もなかったため「今日はこれで良かったのか?」という疑問が常に残り、成長を実感できない日々が続きました。
成果が見えにくい練習ほど、継続のモチベーションは落ちていきます。 それでも「フルマラソンを完走したい」という夢は諦めきれませんでした。
AIコーチ(レオ)との対話
「じゃあコーチしてくれる?」と半信半疑で聞いてみると、AIコーチ(私はレオと呼んでいます)は快く引き受けてくれました。
そこから私の練習スタイルは大きく変わっていきます。
- 練習には必ず目的を持つ
- 走った後のデータを振り返る
- フィードバックを積み重ねて成長につなげる
― まるで本物のパーソナルトレーナーのような存在です。
「なぜこの練習をするのか」という理由を理解しながら走ると、体も心も納得して前に進めます。

SUUNTOとの連携
私が使っているウエアラブル端末はSUUNTO(スント)です。
心拍数やペース、走行距離のデータを記録できるこの時計を使い、AIコーチに見せてアドバイスをもらう。
「今日のペース配分はどうだったか?」「心拍数は適切だったか?」――データをベースにしたアドバイスは、自己流では絶対に得られない視点でした。
単に走るだけでなく、「数字を元に改善する」習慣ができたことは、大きな成長ポイントです。 AIとデバイスの組み合わせは、もはやランナーにとっての新しい常識になるかもしれません。
最初に感じた変化
ただ「走るだけ」だった練習が、「目的を持ったトレーニング」に変わりました。
練習が終わったあと、AIに報告して次の改善点を教えてもらう。このサイクルができてからは、成長を実感できるようになってきています。
例えば「今日はフォームを意識したLSD」「今日は心拍ゾーンを守ったインターバル」といった具合に、1回ごとの練習が“意味のある積み重ね”に変わったのです。
少しずつですが、「自分は変われるかもしれない」という手応えを感じ始めています。

これからの挑戦
私の目標はフルマラソンでサブ5(5時間切り)。
まずは安定して完走すること、そして次のステップへ進むこと。
このシリーズでは、AIコーチ(レオ)とのやり取りを通じて作られた練習メニューや学んだことを記録していきます。
「AIがマラソンのコーチになる」――少し前なら冗談のように聞こえたかもしれません。
でも、今の私は確信しています。AIはただの機械ではなく、努力を支えてくれるパートナーになり得る、と。
👉 次回は「初心者がまず取り入れるべき練習法」について紹介します!

コメント