【AI×LIFE第6話】自動運転の事故は誰の責任?AIは「罪」を持つのか

自動運転6 AI×LIFE

夜の高速道路。

ハンドルに触れていないのに、車は静かに走っている。

ライトが流れ、メーターが淡く光る。

便利だな、と一瞬思う。

でも、ふとよぎる。

もし、このまま事故が起きたら――誰の責任なんだろう。

AIが事故を起こしたら、誰が責任を負うのか

想像してみてください。

  • 車は自動運転モード
  • 運転者はハンドルに触れていない
  • センサーも作動している
  • ソフトも最新版

それでも事故が起きた。

責任は――

  • 運転者?
  • メーカー?
  • ソフト開発会社?
  • それともAI?

これはSFの話ではありません。
もう世界で起きている現実の問いです。

日本の立場:責任はまだ「人間」にある

現時点の日本では、基本的な考え方はこうです。

AIが運転していても、最終責任は運転者。

どれだけ自動化が進んでも、
「責任」まではAIに渡していない。

便利さは受け取る。
でも責任は残る。

ここに、今の制度のバランスがあります。

海外では変わり始めている

完全無人走行が始まっている地域では、議論の軸が少し違います。

  • 人の過失
  • システムの設計責任
  • 運営企業の管理責任

人が運転していないなら、責任はどこへ向かうのか。

「人の問題」から「構造の問題」へ。

責任の所在が、ゆっくり移動し始めています。

AIは「罪」を持てるのか

AIは判断します。
でも、後悔しません。

AIは計算します。
でも、責任を感じません。

私たちの社会は、

  • 判断する
  • 責任を負う
  • 罰を受ける
  • 後悔する

この感情の循環で成り立っています。

では――

判断する存在に、責任を与えられるのでしょうか。

トロッコ問題という思考実験

有名な問いがあります。

  • 5人を助けるために、1人を犠牲にするか
  • 何もしなければ5人が犠牲になる

自動運転も、似た状況に直面します。

  • 歩行者を避ければ壁に衝突する
  • 乗員を守るか、歩行者を守るか

ここで重要なのは、AIの性能ではありません。

その判断基準を、誰が決めるのか。

  • メーカー?
  • 法律?
  • 社会の多数決?
  • それとも、あなた?

保険はどう変わるのか

現在の自動車保険は「人の責任」を前提にしています。

  • 過失割合
  • 等級制度
  • ドライバーの過失

しかし完全自動運転が進めば、

  • 製造物責任型の補償
  • ソフトウェア保証型の補償
  • システム込みのサブスク型管理

へと変わる可能性があります。

人を守る保険から、構造を保証する保険へ。

制度が変われば、保険も変わる。

思想と収益は、実は同じ地面に立っています。

AI×LIFEの問い

あなたならどう考えますか。

AIが運転して事故が起きたとき、誰に責任を求めますか?

AI×LIFEは、便利さを追いかけるシリーズではありません。

「どう生きるか」を考えるシリーズです。


▶ 第7話予告

AIは「守る」のか、「選ぶ」のか
――自動運転倫理の核心へ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました